先日のこと。

土曜だか日曜日の話。

中野で飯を食うことになったふゆひこ。

特に店は決めていなくて。

かなり、行き当たりばったりな感じ。







そんな中。

「そういえば、久しくお邪魔していないなあ」

っていう感じで思い出したのが「日本料理 さくら亭」だ。







というわけで。

北口の細い路地のビルの裏の分かりにくい入り口を入っていく。








そして入り口の引き戸を開けると。

いきなり目の前に座敷の宴会の光景が。







そうなんだよね。

この店って入り口を入るといきなり個室のまん前になる造りなんだよね。

だから、たまたま個室に料理が出てるタイミングとかだと。

その個室の前に佇むという間抜けな状況になっちゃうんだよね(苦笑)。







まあ、気を取り直して。

空席があるか尋ねたら、カウンターに通していただいた。








カウンターの先客は一組。

割と若い感じのアベックだ。

このアベック。

少なくとも男性の方は、それなりに顔馴染みのような感じだったんだけど。

女性の方が、僕達の頼んだものを見ては

「あれ美味しそう。あれはなんですか?」

っていう場面が多かった。









そこな男子。

いったい、どれだけツボを外した注文をしたんだい?(苦笑)









さて。

まずは瓶ビールを頂いて。









メニューの吟味を始める。









・・・・・・・・・・・・。










決まらん(苦笑)。










なんだったら、メニューの半分は注文したい勢いだ。








しかし。

当然、胃袋にも財布にも限界がある。









というわけで、沢山の魅力的な品々を泣く泣く諦めて。

絞りに絞った品々をお願いした。









それにしても。

このメニューを選んでるくらいの間。

厨房の中が不穏な空気だったな。








手元以外はカウンターから丸見えの店なんだけど。

親方のほかに若い衆が二人いるんだけど。

なんか、やっちまったらしいんだよね。

親方が、すごく怒ってた。









う~ん。

気持ちは分かるけど。

そこは、怒るんじゃなくて叱るに留めないと。

ちょっと、こちらは気分が良くないよね。








ま。

途中のある段階で、冷静さを取り戻したので、まあ、良しとしよう。









最初に出てきたのは、お通し。

キノコのとほうれん草の煮びたし
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穏やかな出汁の中に柑橘はかぼす?すだち?

あっさりさっぱりと冷たいお通し。






その後、出てきたのがこれ。

ホタルイカの沖漬け
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う~ん。

美味い。

でも。

これはビールじゃねえべ、ってことで酒を熱燗に切り替える。







あ。

ふゆひこが飯を食いながら日本酒飲む時って、真夏でも熱燗率高いんだよね。

御燗の方が、食材の旨みを引き出してくれることが多いと思うんだ。








そして。

雲丹の茶碗蒸し
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茶碗蒸しの蓋を開けると、どーんと雲丹が。

見た目のインパクトがあるくらいには雲丹を乗せてくれている。

これ、悪くないね。

茶碗蒸し自体はごくごく普通の出来。

ただ、そこに蒸された雲丹が乗ることで、格段に風味、旨み、甘みが増している。

使っている雲丹の量を考えたら値段も高くないし。








このあたりで、後から二組が入ってきてカウンターが満席になる。

どちらも馴染みのお客さんみたいだね。

まあ、中野なんて町で商売してて、馴染みが少なかったら、どこかおかしい店だけどさ(笑)。







ここで、和牛レバー刺しが出てくる。
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調味料はいくつか選べた中から、ごま油塩を選んだ。

これ、実は大して期待してなかったんだけど、悪くなかった。

素材のレバー自体は普通。
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でも、ごま油で美味さが加わることで美味しくいただけた。

そういう意味では、この食べ方を選んだ僕も偉かったのかな?(苦笑)








で。

ここまでは、かなりスピーディに料理が出てきたんだけど。

ここで少し間が開いた。










次に出てきたのは、これ。

メバルの煮付け
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この店の煮付け料理って一皿ごとに鍋を決めるんじゃなくて、残った煮汁を継ぎ足しながら使ってるんだよね。

で、他のお客さんの料理のタイミングが重なって、スムーズに出せなかったような雰囲気だ。

でも、面白いのが。

そういう造り方をするから、汁の中に他の魚の旨みもあるんだよね。

そこそこ、醤油を強く使ってるんだけど、そんなこともあって、全体の風味はかなり丸い印象になっている。

添えられた豆腐が味が染みてて、また美味いんだよね。







そして、〆の一品。

鯛めし
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このメニューだけ、品書きに値段が無かったんだよね。

だから、今ひとつ、どんな姿で出てくるのか分からなかったんだけど。

大き目の土鍋で出てきたよ(苦笑)。

まあ、3~4人前かな?





で、さっそくよそって食べることに。

うん。

美味しい。
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全体の味付けは思った以上に甘め。

みりん・・・・・なのかな?

ご飯の下、一面に昆布が敷かれていたり、材料としてキノコがふんだんに使われていることも旨みを増しているとは思うんだけど。

出汁自体が結構甘いはず。

で、ここに鯛の旨みと香りが乗ってくる。

日本人で、これが嫌いって人がいたら見てみたい(笑)






で、結構頑張ったんだけど。

やっぱり食べきれるわけもなくて。

残った分は包んでもらって持ち帰ることにした。







いやあ。

食べた。

うん。

どれも美味しかった。







中野っていう土地柄を考えたら、結構高めの料金なんだけど。

内容には見合ってるんじゃないかな?

う~ん。

ちょっと高いかな。





でも。

まあ。

なんたって。

大の大人二人が満腹になったからねえ。







そして、満腹の腹を抱えながら。

中野の夜闇に溶けていくふゆひこでしたとさ。