さて。
菜苑での晩飯から一旦自宅に戻って。
あれやらこれやら支度を整えて。
車をすっ飛ばして向かった先は日光だった。
途中、高速のサービスエリアで仮眠をとったりしながら。
いろは坂を上って明智平に着いたのがちょうど夜明けくらいのタイミング。
少しずつ、登ってくる太陽で景色が少しずつ変わってくる。
すごく綺麗な景色だったんだけどさ。
なんせ、この日は木枯らし1号が吹いた翌日の日の出前。
そりゃあ、寒くないわけが無いわけで。
せいぜい、5分も外にいたら寒くて車の中に逃げこむような感じだったよ(苦笑)。
その後、奥日光の滝を見に行ったり、「さかなと森の観察園」で散策したり。
なんせ夜明けから動いているから渋滞に巻き込まれることもなく。
すいすいっと色んな所を見て。
華厳の滝にいる辺りで時間を見ると10時30分くらいだったんだっけな?
昼飯は「正嗣(まさし)」の今市店に行こうと思ってたんだよね。
日光には一年だか二年前にも来たんだけど。
その時に定休日に当たってしまって行けなかった店。
僕がこよなく愛する中野のSのS君(栃木出身)がイチオシの宇都宮餃子の店の支店。
今回は日曜日だから絶対に行けるはず。
ってなわけで、いろは坂を下って今市の方面に向かって走っていく。
ナビを頼りにツラツラっと走って。
店の前に到着したのが11:10位だったかな?
開店時間は11:30。
ちょっと早すぎた。
まあ、かと言ってすることもないので車の中で適当に待つことにする。
んで、11時20分くらいだったかなあ?
店の前にそれなりのお客さんが集まってきて。
店の中に入り始めた。
「おや。時間前だけど開けるんだね。じゃあ、おいら達も車降りますかね。」
なんて思って身を起こしたところに、店員さんがわざわざ車のところまでやってきて
「すいませんねー。おまたせしちゃいましてー。」
なんて謝ってくる。
いやいやいやいやいやいやいや。
俺らが勝手に早く来て、勝手に待ってただけだから、なんて恐縮至極。
しかも、その後店に入ると
「こちらのお客さんが先に待ってたから。」
って優先的に席に案内してくれるし、注文も先に聞いてくれたりした。
もう、なんか、逆に申し訳なくなっちゃうよ。
まあ、そんな流れで席に着く。
横に長い店内はカウンター席だけで、全部で30席くらいかな?
厨房に向かって座る席と、店の外側に向かって座る席があるんだけど、僕たちは厨房に向かっての方に座った。
目の前には沢山の土産用の箱が積まれてる。
そして。
この店のメニューのなんと潔いことか。
焼き餃子、水餃子、冷凍餃子
以上である。
ご飯も、一切の飲み物もない。
本当に餃子専門店である。
というわけで、注文はほぼ悩む必要もなく。
で、注文を終わって待っているくらいで店内の席がほぼ埋まって、待っている人が出てくる。
外に車が増えた感じもないから、地元の人が多いのかな。
なんて思ってると先に焼き餃子が出てきた。
さっそく頂く。
皮はけっこう薄い。
焼目のところがパリパリ、あとはチュルンって感じで。
中の餡は野菜が多めで軽い印象だ。
ニンニクよりも生姜の香りのほうが強いのかな。
少し遅れて水餃子が運ばれてきた。
席のところの説明で、味付けをしてないから醤油とか酢をスープに入れて食べろとのこと。
スープというか、実質、茹で湯なんだね。
ほとんど味がついてないから、けっこう多めに醤油とか入れないとバランスが取れない感じ。
さっそく頂く。
おお。
皮が柔らかい。
普通、水餃子とか茹で餃子って皮がもっちりっていうことが多いんだけど。
ここのはちゅるんって柔らかい。
焼き餃子よりも餡の甘みが強く出るような感じ。
あ。
ちなみに頂いたのは焼きを二人前と、水餃子を二人前ね。
で、ぼちぼち席に着けずに待ってる人も増えてきたから、サクッと食べてお勘定を。
餃子4人前食べて840円っていうのは、安いなあって思うけど。
昼飯一食分って考えたら、まあ普通なのかなとも思ったりして。
金額って面白いよね。
なんて思いながら車に乗り込んで。
次の目的地へと向かうふゆひこでしたとさ。