ふゆひこがバーで飲んだりあれこれ食べたり

趣味は酒と葉巻きと音楽。食事は仕事なのか趣味なのかよく分からんおっさんふゆひこの食べ飲みの備忘録です。

2012年11月

絶妙な火入れ!@蔵前 「すぎ田」

とある日の昼下がり。

いや、昼下がりまでは遅くなかったか。

13時くらいだっけな?

ふゆひこは蔵前の駅に降り立ったのだ。





この駅に降りるのは前の前の会社でマーチャンダイザーなんて仕事をしている時に現場の確認に来た時以来じゃなかろうか?





そんなわけで、地下鉄の駅から地上に出て。

とりあえず、どっちに向かったらよいかわからん(笑)。

アイフォンの地図アプリを立ち上げて。

ついでに目の前にある地図も照らしあわせて。

目的の店へのルートを確認することができたよ。






たしか、2ブロックくらい行ってから曲がって、そこから5分くらい歩いたんだっけな?

そんなこんなで到着したのが「すぎ田」だ。





とある料理人2名から絶賛オススメされたとんかつ屋。

そりゃあ、来ないわけにいかないよね?(笑)






店の前に到着すると入口のガラス戸から店内の様子が見える。

とんかつ屋っていうから、秋葉原の「丸五」とか、大門の「燕楽」みたいな店内をイメージしてたんだけど、かなり広々としている。

カウンターは低めで無垢の白木。

でもキッチンの中は黒が基調で、タイルなんかも使ってる。

雰囲気を言葉で表すのが難しいな。

とんかつ屋よりは、天ぷら屋とか寿司屋の方がイメージに近い気がするけど、違う気もする(笑)。







まあ、いいや。

とにかく、店に入ろう。







たしか到着したのは13:30より少し早いくらい。

でも、店内は7割方埋まってたかな?

まあ、僕と入れ違いくらいに帰るお客さんがたくさんいたけど。






で、一番入り口に近いカウンター席が空いていたので、そちらに腰掛ける。

おしぼりを出してくれたので受け取って、目の前にある品書きを眺める。

メニューはそんなに多くない。

とんかつがロースとヒレ、エビフライがあって、あとはポークソテーくらいだったかな?

もうちょっと、なにかあったかもしれないけど、覚えてないや(笑)。






そのメニューの中で、エビフライだけは値段が入っていない。

ネットで検索した時に「エビフライは時価」っていう書き込みを見た記憶があったけど、

どうやら本当らしい。






ここで暫し悩むふゆひこ。

この店を勧めてくれた友人から、「ふゆひこさんだったらロースとヒレ、両方行ったほうが良いですよ。」と聞いていたんだ。

でも、一方で別の友人からは「素晴らしいエビフライを食べた」っていう情報をもらっていて。







でも。







さすがに。







3品は無理だろう?(涙)









ということで、今回はロースカツとエビフライに絞ることにした。

エビフライは注文した段階でざっくりの値段を教えてくれて。

その後、提供の時だっけかな?

最終的な金額を教えてくれるっていう流れ。





僕が店に入った直後に帰った二人組が割り勘にするためにエビフライの値段を聞いていて

その値段と僕の値段が少し違ったから、使うエビの重さによって値段を変えているのかな





さて。

注文を終えてしばらく待つ。

その間に店の様子を眺めていると、厨房の中にはコックコートの男性が。

おそらく、この人が店主なのかな。

で、お客さんと親しげに話している女性がいる。

ネットの情報だと二代目が店を継いだってことらしいから、この女性がお母さんなのかな?って思ったんだけど。

店主が業務の指示を出している時の口調を聞くと違うのかなあ?って感じで。

まあ、よくわかんないからいいや(笑)。

この他に一人二人お運びさんみたいな従業員がいるんだね。







なんて思いながら待っていると、先にご飯と味噌汁が出てきて。

まもなく出てきたのがこれ。



ロースカツ
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ごく普通の絵面に見えるよね。

でも、普通のとんかつ店に比べると薄くカットされてる。

なのに衣が全く剥がれてない。

これって、実はすごいことだよね。




そして、この断面。
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本当に均一に火が入っている。

肉汁が溢れないぎりぎりのところ。





さっそく、一口頂く。

まずは前歯がサクッと衣に入る。

そのあとに適度な弾力がありつつ、でも硬くない肉を噛み切る。

それを奥歯でぎゅっと噛むと、豚の旨味がじゅわっと出てくる。





いやあ、絶妙だ。

けっこう脂身が多いんだけど、全然くどくない。

むしろ、さっぱりしてるくらい。

でも、旨味はしっかり。






で、その豚肉を引き立てるのが衣。

薄いんだけど、サクッとしていて、しっかりした味がついている。

ソースとかなにもつけなくても美味しくいただけるんだよね。







ってな感じでロースカツを頂いているうちに運ばれてきたのがこれ。

エビフライ
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とりあえずデカイ(笑)。

ロースカツと同じ皿に盛られてるってことで大きさが伝わるかしら?


 

そしてアップの画像がこれ。
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いやあ、すごい。

衣と身の間に全然隙間がない。

ロースカツに比べると衣は少し厚いけど、衣のサイズでボリュームを出しているエビフライとは全くの別物だよね(笑)。





こちらもさっそく頂くことに。




うん。

良い火加減。




エビが硬くなってしまう直前のところまで火が入っている。

プリプリと弾力があるけど、硬くはない。

ムギュッと海老を噛み締めるエビフライって良いね。





なんて思いながら、ご飯と味噌汁とロースカツとエビフライを行ったり来たり戻ったり。

ちょっと残念だったのが海老が立派すぎて、尻尾のところが硬かったことくらいかな(笑)。






でも、びっくりした。

なんていうんだろう。

揚げ物なんだけど、揚げ物じゃない感覚で調理してるんだろうなあっていう感じ。

むしろ火入れの意識的にはローストビーフとかそういう料理が近いような気がする。






でも、待てよ。

この火入れのヒレって美味そうだな。

基本、とんかつはロースカツ派なんだけど、次回はヒレカツも頂こう。






なんて思いながら勘定を済ませて。

腹ごなしに浅草の方向に歩き始めるふゆひこでしたとさ。

餃子ランチはじめました@湯島「朝〆やきとんの淳」

先日のこと。

ふゆひこは湯島の駅に降り立った。

時刻は11時30分ちょっと前。






向かった先は「朝〆やきとんの淳」だ。

これまで夜の居酒屋として営業してたんだけど、ランチ営業も始めるってことで立ち寄って見ることにした次第。






店頭に着くと、ランチの看板が出ている。


「え?あれ?今日はまだプレオープンなのか?」


あんまり詳しい話を知らずに来てしまったんだけど、どうやらこの日がランチのプレオープンで、翌日からが本番っていうタイミングだったらしい。





とりあえず店内に入ってみる。

時間的に、僕が一番最初のお客さんだったようだ。

M店長と目があったので、挨拶をして。

店内をさっと見渡してみる。

店内中央のいつもは客席があるところに、ご飯と味噌汁の鍋とキャベツが置いてある。
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基本的にお客さんにセルフでやって貰う形で運営するみたいだね。





さて。

いつも通りカウンターに腰掛けてメニューを眺めてみる。
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夜はやきとんがメインの店だけど、昼は餃子定食を出すんだね。

実は、ここのオーナーが餃子にはまるきっかけを作った一人が僕だったりするので、なんか感慨深いというか、なんというか(笑)。

何度か蔓餃苑に誘って一緒に餃子食べてるうちに、蔓餃苑苑主のパラダイス山元氏の餃子本を購入して、餃子を焼くようになってたんだよね。





さ、注文しよう。

基本の焼き餃子と限定の日替わり餃子があるらしいので両方お願いすることにする。

注文を通してくれて、暫し待つことに。





そんな間もM店長と社員のS君はホールのオペレーションについて、いろいろ調整している。

かなりのぶっつけ本番っぷりだ(笑)。

なので僕も

「え?ここはこの方がこれであれじゃないの?」

なんて茶々を入れているうちに運ばれてきたのがこれ。



W餃子
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手前側がスタンダードな焼き餃子で、奥側が紫蘇入りの餃子だ。

さっそくタレにつけて頂いていみる。
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お。

美味しい。

皮は焼いている面はカリッとしていて全体はもちもち。

中の餡もジューシーだ。

紫蘇入りはその香りですごくさっぱりと頂ける。




え?




いや?




仕事前なんでビールなんて飲んでませんよ?(笑)
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ここで、ご飯と味噌汁を持ってきて。


トッピングメニューにあった、赤玉特殊卵を追加で頂いた。

どうするかって、こうするよね?

TKG
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まあ、その、なんだ。

普通に美味しい卵かけごはんだよ(笑)。







というわけで、さらっと食べ終わって。

次の用事に向けて移動するふゆひこでしたとさ。



このつけ麺は美味しい@浅草 「麺屋どげんか」

とある日のこと。

土曜日の夜22時くらいだっけな?

ふゆひこは浅草にいた。



「久しぶりに純レバとかつ丼でも食べようかな……。」



なんて思いながら菜苑(さいえん)に向かったんだよね。








そして店の前に到着すると。
















ま、満席じゃないか…………。
















少し待とうかとも思ったんだけど。

なんか、それも無粋だなあと思って、撤退することにした。







その時に、ふと思い出したのが、とある牛込の「肉のレストランのオーナーシェフ」がよく行っているというラーメン屋。






さっそく調べてみると、ちょっと歩いたくらいの距離に店があるじゃないか。

というわけで移動開始。






二ブロックくらい歩いて道を曲がって。

しばらく歩くと、ちょっと大きな通りにでる。






その信号を渡ったところに見えるのが「麺屋どげんか」だ。



さっそく店内に入ると左手に券売機がある。

なんか、いろいろメニューがあるんだけど、勝手がまったく分からないから。

件の人が良く食べているメニューを頂いてみることにした。




で、ただ待ってるのもあれなので。

瓶ビールを頂くことにした。
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「スーパードライか……」

って、ちょっと残念に思ってたんだけど。

ラベルが「スカイツリーバージョン」だったので、まあネタになるから良いか(笑)。






個人的にはスーパードライは、あっさりし過ぎなんだよね。

特に瓶ビールとかで、適度にガスを抜いて甘み旨みを出したいなと思っても、その甘味があんまり出てこないんだよね。

まあ、これは個人的な好みの問題だから仕方ないか(笑)。






飲みながら店内を見渡してみる。

黒と白が基調のインテリアで、ラーメン屋っぽい雰囲気は全くない。

むしろバーとかそういう店の雰囲気。

もしかしたら、そういう系統の店の居抜きの物件なのかもしれないね。




ちなみにカウンター席のちょっと高めのスツール。

腰掛けるとけっこうな感じで沈むんだよね。

ちょっとびっくりしたよ(笑)。






なんて店内を見渡していたら出てきたのがこれ。

炙りチャーシューつけ麺
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チャーシューは盛り付ける直前にバーナーで炙ってたね。



さっそく頂いてみる。




お。

美味しいじゃん♪





っていうのも。

今まで、つけ麺って何店舗か食べてみたんだけど、あんまり美味しいと思うことがなかったんだよね。

なんていうか、スープが濃ければ良いみたいな店が多いし、とにかく麺が太ければ良いんだろうみたいな店が多いし、スープと麺の量のバランスが悪かったり、どんどんスープがぬるくなってしまったり。

だから、正直言うと今回もそんなに期待してなかったんだよね。





パッと見の印象は脂がたくさん浮いていて、ぎっとりしてそう。

でも、実際に食べてみると驚くくらいにさっぱりと軽い。

じゃあ、味が弱いのかって言うとそんなことは無くて、しっかりとした味がある。

後から聞いたんだけど、スープに日向夏を絞ってるんだとか。

もちろん、それだけじゃないんだろうけどさ。 



麺は中太の縮れ麺ってことになるのかな?

あまり冷やしすぎてないのも良いのかもしれない。

スープの温度がそれほど下がらないで済むもんね。




特盛って頼んだけど、他のつけ麺屋の特盛に比べると麺は少ないのかな?

思ったよりもあっさりと食べ終わった(笑)。




ってな、わけで久しぶり……というか、つけ麺で美味しいと思ったのは初めてかもしれないんだけど。

なにやら、諸事情にて間もなく閉店されるという噂を聞いた。

閉店前にもう一回くらいお邪魔できるかなあ?




フレンチの後の葉巻 @ エビス「Panacee(パナセ)」

というわけで、AUX GOURMANDSでの食事を終えて。

六本木の駅から日比谷線で恵比寿駅に出る。

恵比寿にはほんの2,3ヶ月前まで頻繁に通ってたんだけど。

その後に地下鉄のエスカレーターとかできたから、かなり風景の印象が違ってるね。





JRの恵比寿駅構内を抜けて東口方面をつかつかと歩いて行く。

5分ちょっとかな?

歩いたところにあるのが「Panacee(パナセ)」だ。





ビルの入口の階段を二階に上り、扉を開ける。

ちょうどノーゲストのタイミングでお邪魔したようだ。

なにやら書き物をしていた店主H氏が手を止めて出迎えてくれた。

H 「いらっしゃいませ。」

ふ 「今晩は。」

なんて軽く挨拶しながら、H氏の定位置の正面のカウンター席に腰掛ける。






とりあえず一杯目。

いきなりハードリカーにしようかとも思ったんだけど、ちょっとさっぱりしたかったから。



ソルクバーノ
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ラム酒とグレープフルーツとトニックウォーターのカクテル。

全体はさっぱりしてるんだけど、甘さとほろ苦さがあって。

その中からラム酒の香りが上がってくる。

一杯目によく頼むカクテルの一つなんだよね。





そして。

どっしりのフレンチの後にはこいつが無いとね。

MONTECRIST No4
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ほんとはもっと大きいやつをブカっと行きたかったんだけど、そこまでの時間はなかったから、このサイズで。

マイルドでフローラルな香りのすることが多いこのヴィトラにしては、香ばしい感じが強かったかな?





余談だけど、この灰皿、なんとなく好きなんだよね(笑)。





煙をつまみにカクテルを頂きながら、H氏と雑談を始める。

この日の話題は何だったけなあ?

店をもう一軒出すならどんな業態がいいのか、とかそんな話をした気がするな。







ってなうちにグラスが空になって。

自分が何を飲みたいのか心の中で問答する。

どうやら、この日は久しぶりにブランデーが飲みたいようなので。



ふ 「なにかブランデーを下さいな。」

H 「おや。モルトかと思ってましたけど。」



なんて、やり取りをしながら何種類かボトルを出してくれるH氏。

その中から頂いたのがこれ。



CROIZET(クロワゼ)
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コニャックを頂くのは本当に久しぶりな気がする。

口に含むと舌の上の感じは軽やか。

でも口の中から鼻腔にかけて、華やかなブドウの香りが上がってくる。

味わいも適度に熟成した風味があって。

飲み込んだ後の余韻も長く続く、良い酒だった。






そして、飲んでいると数組のお客様が入ってくる。

その中で、かなりH氏と親しい感じの男性がいた。

独特の迫力のある人で、どういう人なんだろう?と思っていたら。

H氏が通っている格闘技ジムの会長さんとのこと。




このH氏、昼間にとある打撃系の格闘技ジムに通ってるんだよね。

代官山でロードワークしてる時にばったり出会ったりしたこともあるし。

そういうところは、タフだよなあって思うよ。






さて、ブランデーを飲み干して。

そろそろ葉巻も残り少ない。

「なにか、こってり甘いリキュールを下さい。」

というリクエストに対して、何本かのボトルを並べるH氏。

その中から頂いたのがこれ。



ベネディクティン
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えっと、たしか1970年代のものって言ってたかな?








あれ?








60年代だったかな?











忘れちゃった(苦笑)。




しっかりした蜂蜜系の甘さの中にウイスキーの香りと、飲み込んだくらいに感じるほのかなスパイス感。

ちょうど口開けだったから、時間が経つともう少し風味も変わってくるのかもしれないね。






この頃には、まったりと落ち着いた雰囲気の店内。

ちょっと、長居し過ぎたかな?

なんていうタイミングで勘定をお願いして。

恵比寿駅へと向かって歩くふゆひこでしたとさ。




本日の葉巻 : MONTECRIST No4




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