ふゆひこがバーで飲んだりあれこれ食べたり

趣味は酒と葉巻きと音楽。食事は仕事なのか趣味なのかよく分からんおっさんふゆひこの食べ飲みの備忘録です。

2007年09月

終点の駅

昨晩は、初めて代々木上原の駅に降り立つ。

なんていうか、独特な街だね。

地下鉄と私鉄が乗り入れてるターミナル駅のはずなんだけど、雰囲気は本当に小さな私鉄の駅周辺って感じ。




さて、目的は当然ここ「カエサリオン



以前から、色んなバーテンダーさんにすすめて頂いていた店。

ただ、僕にとっては、代々木上原って本当に行く機会がないんだよね。

今回もこちらにお邪魔するためだけに行ったので(笑)。




さて、お店は驚くほど駅前にある。



扉を引いて入ると、僕が今日の一人目の客らしい。

カウンターのほぼ真ん中に座らせていただく。




全体に黒を基調にした店内。

カウンターが10席ほど。

カーブを描いた黒いカウンターは相当年季を感じさせる。

背後にテーブルが四つほど置いてあるのだが、使ってはいない様子。

なので、カウンターに座っていると、背中の空間はかなり「がらーん」と感じられる。

バックバーは決して本数は多くないが、一通りの酒を揃えている感じか。





バーテンダーさんは白いシャツに赤いネクタイ。

その上に白いバーコートをまとった、白髪の紳士。





一杯目はジントニックを頂く。

カウンターの下で調合するので、細かい手順などは見えないけど、ベースはゴードン。



一口目を頂く。

……………ん?

なんか少し温いかな……。






と、思っていたら。





二口目、三口目とどんどん温度が下がってくる。




うお!

すっごい不思議!



細かめの氷がそうさせるのかな?

でも、決して薄まったという印象はない。

不思議(笑)。




で、店内はBGMは無し。

最初はちょっと戸惑うが、すぐに慣れる。

また、バーテンダーさんが飄々とした口調で、町の様子なんかを話して聞かせてくれる。

第一印象は寡黙な方かと思ったが、気さくに話す方。

ただ、決して馴れ馴れしいとか媚びているわけではなく、一定の線を守っている。

ベテランのバーテンダーさんだな、と感じさせる。





二杯目はサイドカーを。

ちょっと、斜めに構えて捻りを入れるようなシェーク。

こちらも細かめの氷を少なめに入れているのだろうか?

決してハードなシェークではないんだけど、提供される液体には氷の破片が浮かんでいる。

これは素直に美味しい。




さて、次はマンハッタン…と思いつつ、一瞬のインスピレーションでロブロイに。

これが抜群に美味かった。

TEACHER'Sをベースに特に特別なことをしていないと思うんだけど、甘さと香りと苦味のバランスがすばらしい。

そういえば、普通のミキシンググラスではなくて、足のついたグラスを使ってたな。




で、最後に薬草のリキュールを頂いて〆。




この間、2人のお客さんが入ってくる。

どちらも地元の常連さんという感じか。



で、今日は一人で営業されているが、他にもスタッフがいらっしゃる様子。

平日とかだと大分雰囲気とか違うんだろうか?




今日は、初の訪問ということで葉巻はパス。

でも、ヒュミドールが二つ見えるので、それなりに好きな方とみた。

今度は葉巻も相談してみよう。





その後は新宿?中野。

新宿ではギネスをチェイサーにインチガワー1975

中野ではなんだか、シャンパンあり、イエガーボムあり、かなりパブちっくな飲み方を。



いやあ。

なんだか昨夜の酒は効いたぜ。

って杯数考えたら当たり前か(苦笑)。




本日の葉巻 : H.UPMAN No2

東照宮の膝元で

さて、先日、日光へのドライブを敢行。

まずは午前中に東照宮に足を運ぶ。

久しぶりに行ったけど、あそこの凄さは建物よりも周辺の杉の木の雰囲気だと思うのは僕だけかな?(笑)




で、昼飯はあらかじめ予約してあった「与多呂(よたろ)」

ゆば料理の店である。




ネットで色々調べた中で、なんとなく、この店に決めてみた。



で、東照宮から出てきて、カーナビに行き先をセッティング。

あ、割と近いな

なんて思いながら車を発進させる。









………………が。








おかしい。

カーナビは確かに「右折しろ」と言っているのだが、一向に曲がるような道が見当たらない。







………………………。






通り過ぎたらしい…(苦笑)。






とりあえずUターンして、と。




今度はゆっくり逆の向きに道を進める。




………………………。














ここかぁ!!









いんや、細すぎる。

ってか、道であることを認識しても、一通にしか見えない。

恐るべし地方都市!(笑)








………………っていうか。







本当に商売する気はありますか?!






っていうロケーション。





だって。

ここにフラッと来る人っていないよ?

それだけ自信ありってことなのかな?





さて、店内に入る。

二階もあって、結構な広さのようだ。

そのなかで、割と奥まった部屋へ通される。



部屋にはテーブルが四つほど。

すべてのテーブルに「予約席」のプレートが。



あとで、分かったんだけど、この日は日光で「よさこい祭り」があったらしく、そのせいもあって殆どの席が予約だったらしい。

実際、後から来たお客さんの中には少し待たなきゃいけない人もいたみたい。





料理は3000円くらいの昼の弁当と、6000円の懐石料理。

昼の弁当はあまりそそらないので、懐石料理のほうを頂くことに。




色んなところに湯葉を使った料理が全部で8品ほど。

中でも印象に残ったのは、湯葉を煮たものに銀餡を絡めるもの。

濃厚な湯葉の美味さを堪能できる一品だった。



担当してくれた仲居さんも決してスマートな接客ではなかったけど、朴訥していて頑張ってくれてるなという印象かな。



結局、のんびり食べ終わると1時間30分ほど経っている。




さて、ドライブ再開しますか。











宇都宮の夜

さて、先日の夜。

ふゆひこは宇都宮の地に降り立った。

目的?

当然、バーですよ(苦笑)。






まずは一軒目。

とある有名店に。








…………………。








まあ、名前を伏せてるってことは、あまり好みではなかったということ。





一杯目はジントニックをオーダー。

作ってるところをチラ見してると…。







ああ、ジンはシーグラムなんだ。珍しいな…。


あれ?やたらソーダ入れてるな…。


ん?トニックチョロっとしか入ってなくない?





で、結果提供されたのは。





ジンの風味もトニックの甘味もライムの酸味もない気合の抜けた液体だった。




一応、聞いてみたら、この店のジントニックのレシピはソニックスタイルで提供するとのこと。


「なんだったら、トニックだけで造り直ししましょうか?」


って言うんだけどさ。

これがソーダ使わないで、トニックだったからって美味くなるとは思えないんだよね。





その後、マルガリータ、マンハッタンと頼むが…(苦笑)。






ちなみに、マンハッタンを頼んだ時は、あきらかにレシピを間違ったんだよね。

なぜか、ベースをジンで作り始めてる。

まあ、もしかしたら他のお客さんのオーダーかもしれない、と思って黙ってたら、おいらの手元に持ってきやがった。

どうやってやんわり伝えよう…と思ってたら、バーテンダーが間違いに気づいた。


「すいません。まちがえました!」


…は良いんだけどさ。

なにもひったくるようにグラス持ってくことはないんじゃないかな?




なんか客層もあまり良くないようだし、使ってるグラスも安っぽい。

お勧めのカクテルもなんだかよくわからないレシピのモノが多いし。

バーではなくて玄関に標榜してる通りでパブなんだろうね。








さて、このままでは引き下がれないので次の店を目指すのだが、入り口に張り紙が。



「本日21:00より営業いたします」



一時間くらいあるので、近くのアイリッシュパブへ。




まあ、なんだ。

つくりは完全にカウンターでのキャッシュオンデリバリーのパブなんだけど、接客がそうはなっていないって感じ。

なんというか、「それだったらテーブルでオーダーとっても変わらなくない?」っていう感じかな?

まあ、外国人客がそんなに多いとは思えないし、ある程度居酒屋っぽくやらないと周りの客に受け入れてもらえないんだろうか?



この店でビビッたのが、その名も「ラーメンサラダ」

ネタ根性と好奇心と「おすすめメニュー」の文字に負けて注文してみると…。







ただ、冷やし中華の麺に野菜をちょろっと乗せて、和風ドレッシングをかけただけじゃん!!




これで900円は高すぎる…。








さて「次の店こそは」の思いをこめて訪れたのが「シャモニー



店内はかなり良い雰囲気。

なんというか「英国のバー」という印象を受ける。



店内はかなりの広さ。

カウンター16席くらい。

テーブルが4名(6人座れる?)が3つという感じ。



なので、バックバーも当然横に長い。

やや右よりのカウンターに座らせていただいたのだが、真ん中より左側のボトルはまったく見えない。

ただ、相当のマッカランコレクターなのだろうか?

かなりの数のマッカランのボトルがバックバー中央の一番上段にずらっと並んでいるのが印象的だった。





さて、一杯目はやはりジントニックをオーダー。

ライムをかなりキッチリ搾って造り始める。

ベースはゴードン。

ソーダも少量使い、仕上げはアンゴスチュラビターかな?



うん。

かなりライムが活きた感じのジントニック。

個人的にはもう少しジンが効いてる方が好みだけど、これはこれで悪くない。



<大>良かった。

ここはまともなバーだ。




なんて、わけのわからないこと(笑)を思いながらジントニックを飲み干す。





二杯目はサイドカーを注文。


…………………。

え?!




いや。

何にビックリしたかって、そのシェーク時間の短さ。

およそ5秒くらいだろうか?




ちゃんと混ざってるんだろうか?



なんて思いながら一口飲む。







なんだこれ?!





…どう表現したらよいのだろう?

とにかく初めて出会ったサイドカー。

温度はそれほど低くない。

でも、液体はしっかり混ざっている。

というか、混ざりすぎってくらいの液体の一体感。

で、物凄く穏やかなんだけど力強い。




う?ん。

世の中、こんなサイドカーもあるんだな…。




というわけで、続きをお任せでとお願いすると、今度はウイスキーベースで同じ傾向のものを出してくださる。

こちらの方がベースが力強く出ている印象。





で、こうやって飲んでいる間。

僕達の前には2名客一組だったのが、続々と入ってくるお客さん。

4名やら9名やらのグループもいたりする。

で、何が驚くって、このオーダーをバーテンダーが一人でさばいていること。

他に店内はバーテンダーの奥さんと思しき女性がオーダーを受けたり、商品の提供をしたりと、おそらくキッチンにもう一人。

で、洗い物はキッチンで行っている様子。



いやあ、凄い。

これだけのオーダーをハンドメジャーで次々と片付けていく。

当然、ある程度の時間待っているお客さんも出てはいるけど、一人でってことを考えたら超人レベルのスピードだろう。



なんて見とれているうちに店内は満席状態。

連れがちょっと調子悪いこともあって、後ろ髪を引かれながら店を後にする。




う?ん。

次回はもっと時間に余裕をもってお邪魔したいなあ。

できれば平日の早い時間とかいけるといいんだけどなあ。





本日の葉巻 : BOLIVAR CORONAS GIGANTES
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